
はじめに
年末年始、家族や仲間と過ごす時間が増えるこの時期。「せっかくの休日なのに、なぜかイライラしてしまう…」そんな経験はありませんか?穏やかに過ごしたいのに、つい湧き上がってくる「怒り」。 実は、怒りと上手に付き合うための第一歩は、その正体を正しく知ることにあります。
怒りは「こころ(脳)からのSOSサイン」
まず知っておいてほしいのは、怒りは「こころ(脳)がストレスを受けている」ことを知らせる重要なサインだということです。怒っている人は、実は「困っている人」でもあります。 生理前のホルモンバランスや心の不調によるものもありますが、特に対人関係で生じる怒りは、「もう限界だよ!」と心が悲鳴を上げているサインなのです。
あなたが「怒り」を感じたときのアプローチ
もし今、あなたがイライラを感じているなら、自分を責める必要はありません。まずは「自分の心は悲鳴を上げているんだな」と、そのSOSを優しく受け止めてあげましょう。心を安らぎに変えるために、これまでとは違った方法で自分をケアしてみませんか?
- 心身を休める: 無理をせず、リラックス・リフレッシュする時間を最優先に。
- セルフケアを取り入れる: 軽い運動、呼吸法、マインドフルネス、アロマセラピーなど、自分に合う方法を探してみましょう。
- 物理的な距離を置く: 誰かといて怒りが増幅するときは、思い切ってその場を離れるのも非常に有効です。
ワンポイント・テクニック その場を離れて、深呼吸を数回行ってみてください。 「自分の心のSOSに気づいたよ。深呼吸でアラームを解除するね」と自分に語りかけるイメージを持つのがおすすめです。
怒りに気づくことは「生きやすさ」への一歩
怒りの原因が対人関係にある場合、その感情を否定したり押し殺したりする必要はありません。大切なのは、「怒りに気づき、それを通して関係性を少しずつ変化させていくこと」です。自分のSOSに耳を傾けることで、自分自身を大切にでき、結果として今よりも生きやすくなります。この年末年始、怒りとの付き合い方を学んでみませんか?
参考文献:水島広子(著) 「対人関係療法」の精神科医が教える「怒り」がスーッと消える本(大和出版)


